医療法人社団 大通り歯科クリニックでは審美歯科,インプラントに関して長期経過を貫いています.
前回の続きですが...
箱を空けると煎餅一箱と手紙が入っておりました.
「ブログをみました.治療名人の事を取り上げてくれて感謝している.....
今後とも....」
どうやってブログにのせたことを調べたのだろう??
私は煎餅にかいてあったフレーズ「生涯現役 ever 噛ming ever 動ing 」
を紹介しただけなのに.
不特定多数の方がインターネットを通して,私達のブログを見てくれている!
うれしい事でもありますが,恐ろしいことでもあります.
恐ろしいこととは,インターネットで患者様が正しい情報も間違った情報も手に入れることが出来るからです.
思い起こすと
電話で,「エンド○△○」というインプラントを扱っていますか?
どうしても,「エンド○△○」をしたいのですが,どこか扱っている病院があれば教えて欲しい」とお願いされました.
「私はあのブツブツの付いたインプラントですよね!」と皮肉混じりで言いました.
「骨がないので,究極の短いインプラントを!」を宣伝文句としています.
私どもの医院でも扱うことは出来ますが,私どもの理念である「長期経過」の観点からお勧めでき無いことを強調しましたが....
その患者様は聞く耳をもちませんでした.
断言します「長くはもたないことを!!!!」
一度感染が起こるとそのブツブツを通して一気周りの骨が無くなります.
やはり,長期間良好に経過するためには診査,診断,治療計画が大切ですが,
患者様との信頼関係も大切です.
お互いに約束を守り,適切な管理,メインテナンスを継続することで長持ちすることが出来ます.
しかし,最初から患者様から「これでして欲しい,これ以外は嫌です」の一点張りですと信頼関係も構築できるはずもありません.
インターネットで情報が簡単に入手できるからこそ,慎重な情報の選択が大切になると思います.
話が「治療名人」に戻りますが,手術中のモニタリング機器ですが,機会があればまたお伝えしたいと思います.
巷でいろいろ「簡単」,「すぐにできる」,「安い」,「痛くない」,「見た目も美しい」.....短絡的な治療は失敗します.
私の師匠は常に「逃げるな!逃げの治療は失敗する.
考えて,考えて,考えて結論を出した治療で自信をもって攻めなさい.自分を信じて!!!」
この言葉の意味をかみしめながら,また頑張ります.
最後に「本物はいつでもどこでも負けません!!!」