帯広市の歯医者、歯科医院,
日本口腔インプラント学会専門医,
大通り歯科クリニック 院長の市川です。
医療法人社団 大通り歯科クリニックでは
長期経過を医院理念に掲げ,
院内一丸となって
日々前進努力する医院を目指しています.
診査・診断に基づいたインプラント,
歯列矯正,審美歯科,口腔外科,歯周病治療,
義歯治療といった総合的に治療を行う包括的歯科診療を行っています.
以前にも報告しましたが,7月11日(日)に
札幌コンベンショナルセンターでITI トリートメントガイドの
第三部の出版記念セミナーに参加してきました.
ITI(International Team for Implantology)
とは「インプラント歯学の国際的チーム」です.
今回はITIのボードメンバー世界的に活躍されている
勝山先生をコメンテーターに北海道での
2人のフェローの先生の症例発表でした.
夜は終始リラックスムードで,楽しくお酒を飲めました.
何より,黎明期のインプラント治療時のお話,思い出話を聞くことができました.
私がインプラントを始めたときは,義歯からの解放が主でしたが,
今は,残っている歯を守るために,残っている歯の負担を軽減することが
目的の一つになってきました.
すなわち,歯を抜いた前後の歯を守るためにインプラントを希望する.
これはある意味予防的戦略です.
ここで,今までは前後の歯を削ってブリッジにすることが多かったのですが,
今は,前後の歯を削りたくないのでインプラントを希望する患者様,
また,部分入れ歯のバネがかかっている歯を守るため,つまりバネがかかっている歯を守るためにインプラントを希望する患者様が増えています.
これは世界的にも同じ傾向があり,今回のITI トリートメントガイドは
「抜歯後のインプラント」(歯がないところにインプラントではなく,抜歯してインプラント)はトピックスであり,治療の根拠を明らかにしてくれます.
決して感覚的,思いつきでなく,
基準に沿った治療を提供できる助けになると思います.
しかも,世界基準です.
「手先で仕事するな!頭で仕事しろ!」の師匠の言葉が脳裏によぎります.
私はITIのメンバーで非常に良かったと実感しています.
会場のコテージです.
今後もさらに勉強して,長期経過を皆さんと一緒に達成したいと思います.
(終わり)