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勤務医ブログ アーカイブ

2008年11月10日

口腔内写真その1


医療法人社団 大通り歯科クリニックでは審美歯科,インプラントに関して長期経過を貫いています.

初めまして。

10月より帯広市にある歯科医院、

大通り歯科クリニックで勤務している渡部智浩です。


まだ赴任して1ヶ月ですが、

患者様に最高レベルの医療がご提供できるよう、

日々頑張っております。

よろしくお願いします。


今回は、私が当院に来て衝撃を受けた

口腔内写真について話したいと思います。

正直,ここまでやるか?大通り歯科クリニック!!!と思いました.


口腔内写真に必要な道具は、

口角鈎(こうかくこう)と口腔内写真用ミラー、

カメラの3つです。

この3つの道具を駆使して、

患者様のお口の中を色々な角度から撮影します。


<口角鈎(こうかくこう)>


<口腔内写真用ミラー>


<口腔内写真用カメラ>


どのような写真を撮影しているかと申しますと、

例えばこのような感じです。

(上顎口蓋側面観)

これらの部位は、

私たちはミラーなどを用いて見ることができても

患者様にはなかなか見ていただくのが難しい部位です。


このような場所も写真に残すことで、

大通り歯科クリニックと患者様が情報を共有することができます。

ではこの口腔内写真という記録は

どのように活用されているのでしょうか?
 
 
 
(次回に続く)



2008年11月11日

口腔内写真その2

医療法人社団 大通り歯科クリニックでは、
審美歯科、インプラントに関して長期経過を貫いています。

みなさん、こんばんは。 帯広市の歯科医院 大通り歯科クリニックに 勤務している渡部智浩です。

前回に引き続き、「口腔内写真」について
お伝えします。


前回は口腔内写真に必要な道具や
口腔内写真そのものについてお伝えしましたが、
そもそも、この口腔内写真という記録は
どのように活用されているのでしょうか?


私たちは撮影した資料をもとに
診査診断し、治療計画を立てます。

この記録は歯科医院のためだけに活用されるのではなく、
私たちスタッフが患者様のお口の中の状況、
今後の治療方針を説明するツールとしても活用されています。

これによって、患者様もご自身のお口の中を
把握して頂けると考えております.


次に、下の二つの写真を見てください。
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(治療前)

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(治療後)

これは当院の患者様の初診(上)と治療後(下)の写真です。
同一人物です。信じられませんよね?

口腔内写真という記録を残すことで、
治療前後の違いを比較できます。

そればかりか、患者様が一度獲得した口腔内の状態をまた逆戻りし
ないためのモチベーション,励みにもなります。

この記録は患者様のみならず、
私たちドクターサイドも共有できる大切な記録です。

記録があるからこそ出来ることもあります。
大通り歯科クリニックでは、記録に徹底的にこだわります。

目指せ We are No.1!!!!
 
 
(次回に続く)

2008年11月13日

口腔内写真その3

医療法人社団 大通り歯科クリニックでは、
審美歯科、インプラントに関して長期経過を貫いています。


皆さん、こんばんは。
帯広市の歯科医院、大通り歯科クリニックで
勤務している渡部 智浩です。
本日は「口腔内写真」についての3回目です。

前回は口腔内写真をどのように活用するか
ということをお伝えしました。

口腔内写真という記録は患者様のみならず、
私たちドクターサイドも共有できる大切な記録です。

記録があるからこそ出来ることもあります。
当院では、記録に徹底的にこだわります。


ということをお伝えしました。


大通り歯科クリニックは、お蔭様で
今年の11月で7年目に突入しました。

これから、10年、20年と患者様のお口の中を記録し続けます。
目指せ、長期経過!です。

当院の医院理念でもある長期経過になくてはならない
記録の大切な1つが口腔内写真なのです。
当院はこれからも、どんどん進化し続けます。

もう1つの写真を見てください。
これも当院の患者様です。
2番目の前歯の歯茎が下がって黒く見えるのが
気になって当院を訪れました。

下図は初診時の写真です。

 
 
確かに歯茎が下がって
かぶせもの(クラウン)の金属が見えてしまっています。
この患者様と相談の上、
金属を全く使わないオールセラミッククラウンという
かぶせ物を使って治療を行いました。

下図は治療後の写真です。
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他の歯と調和がとれ、自然な感じに仕上がりました。

患者様の気になっていた歯茎の黒色も改善されています。
この患者様は、治療に非常に満足され、
今でも定期的にメインテナンスに通われています。

これは口腔内写真という記録があるからこそ、
長期経過につながった症例であると確信しています。

私たちにとっても有意な情報であることはもちろん、
患者様にとっても有意な情報が記録であり、
口腔内写真なのです。

 

 
私たち大通り歯科クリニックのスタッフは、
記録にこだわり、長期経過を大切にし、
患者様のお口の環境を保ち続けるために
ご支援致します。


 
 
(終わり)

2008年12月05日

レントゲン撮影について(第1回)


医療法人社団 大通り歯科クリニックでは
長期経過を医院理念に掲げ、院内一丸となって
日々前進努力する医院を目指しています。

診査・診断に基づいたインプラント、歯列矯正、審美歯科、
口腔外科、歯周病治療、義歯治療といった総合的に治療を行う
包括的歯科診療を行っています。


10月から帯広市の大通り歯科クリニックに勤務している長谷川健です。
勤務して2ヶ月、患者様に良い治療がご提案できるように
日々頑張っています。

今回から数回に渡り、
大通り歯科クリニックで行われる「レントゲン撮影」について
ご紹介させていただきたいと思います。

歯科において「レントゲン撮影」は非常に重要です。

歯科は歯や歯を支えている骨など、
体の中で最も硬いものに生じる病気を扱っています。

その診査・診断において「レントゲン撮影」
必要不可欠なのです。

それでは当院で撮影する「レントゲン写真」の種類を
ご説明いたします。


①パノラマ・・・口周辺全体をうつすレントゲン写真です。
watabe1.jpg
 
実際にこのパノラマからは
・他院で入れた左下のインプラント
・右下奥歯を失った後のブリッジという治療
・根の治療がしてある歯
・顎の関節の状態
・鼻の空洞の状態
などがわかります。


②デンタル・・・主に歯をうつす小さなレントゲン写真です。
watabe2.jpg
 
実際にこのデンタルからは
・インレーという金属の詰め物
・インレーの段差による虫歯
・根の治療のしてある歯
などがわかります。


主にこれらの2種類のレントゲン撮影を行っています。


これらの「レントゲン写真」を総合的にみて、
診査・診断し、患者様に合った治療方針を決めていきます。

またこれらの「レントゲン写真」は、
患者様の大切な記録の一部となります。


(次回へ続く)

2008年12月06日

レントゲン撮影について(第2回)


医療法人社団 大通り歯科クリニックでは
長期経過を医院理念に掲げ、院内一丸となって
日々前進努力する医院を目指しています。

診査・診断に基づいたインプラント、歯列矯正、審美歯科、
口腔外科、歯周病治療、義歯治療といった総合的に治療を
行う包括的歯科診療を行っています。


10月から帯広市の大通り歯科クリニックに勤務している
長谷川健です。
勤務して2ヶ月、患者様に良い治療がご提案できるように
日々頑張っています。
 
前回より「レントゲン撮影」についてお伝えしています。
 
前回では、パノラマとデンタルの2種類の「レントゲン写真」があり、
その大切さについてお伝えしました。
  
 
今回は「レントゲン撮影」の撮影方法についてお伝えします。
 
最近では歯科の「レントゲン写真」もデジタル化されており普及していますが、
当院ではいつも同じ環境・条件で撮影できるようにフィルムを用いた撮影を
行っております。
 
①パノラマ
 watabe3.jpg
 
  
患者様に機械の真ん中に立ってもらい(椅子を使うこともあります)
この機械が顔のまわりを一回転して撮影します。
 
 
②デンタル 
watabe4.jpg
 
患者様の口の中に小さなフィルムを入れていただき、
位置を決めてこの機械で撮影します。

口の中のフィルムの位置を決めるのに必要不可欠なものが
インジケーターです。
watabe5.jpg

インジケーターを用いることにより
いつも同じ方向・角度・大きさに撮影することができます。


このいつも同じ方向・角度・大きさに撮影することが非常に重要であり、
このような記録によって患者様と長期経過をご提供できる一つの道具となります。


(次回に続く)





 
 
 
 

2008年12月07日

レントゲン撮影について(第3回)


医療法人社団 大通り歯科クリニックでは
長期経過を医院理念に掲げ、院内一丸となって
日々前進努力する医院を目指しています。

診査・診断に基づいたインプラント、歯列矯正、審美歯科、
口腔外科、歯周病治療、義歯治療といった総合的に
治療を行う包括的歯科診療を行っています。


10月から帯広市の大通り歯科クリニックに勤務している
長谷川健です。
勤務して2ヶ月、患者様に良い治療がご提案できるように
日々頑張っています。
 
前回では、「レントゲン写真」の撮影
方法についてお伝えしました。
  
 
今回は実際の症例についてお伝えします。
 
それでは一つ実際の症例をみていきましょう。 
 
watabe6.jpg
上の写真は、初診時の左下奥歯のデンタル写真です。
画面左から3番目の歯の根の先が黒く写っています。
以前に他院で治療された根の先に病気があり、骨がなくなっている状態です。
  
 
watabe7.jpg
他院での根の詰め物を取り除きました。  
 
 
watabe8.jpg
4ヶ月後、根の治療をしました。
根の先端まで白い詰め物がされているのがわかります。
 
 
watabe9.jpg
根の治療2ヶ月後のデンタルです。
根の先の黒い部分が少なくなり骨ができてきているのがわかります。
 
 
ここでは根の治療の例を挙げましたが
このように同じ方向・角度・大きさに撮影することで
比較・検討し長期的に経過をみていくことができました。
 
 
これからも大通り歯科では、
レントゲン写真、口腔内写真と記録にこだわっていきます。
 
なぜなら、これらの記録が患者様の長期経過の
一助となっていると確信しているからです。
 
 
(終)

 
  
 

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